2009-02-21

各種オープンハウス。

2物件のオープンハウスを巡ってきました。
一つめは玉川上水の集合住宅。
玉川上水の遊歩道を歩いていると、目的の集合住宅が見えてきました。一面の畑の中にそれらしき建物が見えてきました。
とにかくロケーションが素晴らしいです。
周囲は一面の畑で、周辺の建物も主に2階建の戸建て住宅で、この集合住宅もそれらに合わせるように、低く抑えられています。
敷地が広い中、ゆったりと建物が配置され、川沿いの遊歩道から、反対側の道路まで通り抜ける事ができ、公園の様。






2つ目はそこから30分程度電車に揺られた場所にある、知人のバイカーズマンションです。



よくこれだけの敷地に納められた、と思います。
厳しいコストの中、納められているのは、さすがです。



それぞれの住戸の方の専用のバイク駐輪場があり、ヘルメット置場があり、
しかも、屋内。
環八沿い。。かなり住みたい、と思いました。
というか、こんな案件を設計してみたい。。

2009-02-08

土地探し。

今日は、御施主さん候補に付き添い、土地探しの旅に出てきました。
御施主さんの要望は、一面の畑に囲まれた一軒家。
必然的にいわゆる「田舎」的な場所となります。東京西部、さらにその先の埼玉の奥まで。



第一候補。行く行く、この土地は無いだろう、との事でしたが、面白い土地形状でした。何故このようなカタチになったのか。。。まるで遺跡の跡です。
複雑に擁壁が入り組み、敷地内に数段の階段までできています。。。
この辺りの土地は、「市街化調整区域」に分類される区域で、市街化を抑制する区域なので、新築はかなり難しい場所です。よって、周辺に建築物は無く(御施主さんの要望ですね。)景観がかなり開けています。
この景観、遺跡の様な形状。面白い、と思いましたが、「面白い」だけでは、もちろん成立しないので、難しい所です。書き出すとキリがありませんが、インフラやら、道路やらの整備も行き届いてないので。。。
全体的なバランスを勘案する必要がありそうです。



その土地のすぐソバには、こんな景色も広がっていました。
一面の茶畑で、壮観でした。
一定の間隔で、6m位の電柱の様なものがインスタレーションのごとく一面に広がっています。これは、送風機の様なモノで、お茶が霜にやられるのを防ぐ為、との事でした。



最終的に残った候補地。
畑のど真ん中、、ではありませんが、崖上で、南面が開けています。
ここの土地条件も一筋縄ではいきません。。

2009-02-06

馬頭広重美術館

某プロジェクトの為に、栃木にある、馬頭広重美術館に視察に行ってきました。
隈研吾さんの設計による安藤広重の作品展示の為の美術館です。

高速の東北道は何度も走れど、電車で「宇都宮」に訪れるのは、実は初めてだったり。
「ぶらり」旅気分、という事で、駅からレンタカーを借りれば早いのですが、バスで行ってみる事に。
一日5本程度。。時間を合わせて、乗り込みます。
約1時間半民間バスに揺られて、辿り着いた頃には、もうお昼を過ぎてました。

雑誌では度々拝見していましたが、ここまで繰り返されると、気持ちが良いです。
「とにかくルーバーなのだ」という事で徹底して繰り返されています。




竣工してから8〜9年でしょうか。
無垢の木材を屋外に露出する事は、メンテナンス等、気になりますが、屋根に設けられているルーバーが良い具合に風化していて、奥の森の冬の景色に同化していて、風景に馴染んでいました。



馬頭広重美術館